【墨アートブームの強い風が吹いています】
台湾や中国で「墨アートブーム」が来ていて、大きな作品も多く売れていると美術誌の記事で見かけたり、
台湾で毎年個展を開催している水墨画家の友人や、画商さん、表具屋さんからその流れを伝え聞くことも増えてきました。
先ごろは日本の新聞記事でも取り上げられていたので、
日本にいると実感は伴わないのですが、経済の発展に伴ってアートの需要は年々高まっているようです。
私が毎年出展している国立新美術館と、東京都美術館での水墨画の団体展では、外国人の入場の割合が年々高くなっていて
中でもアジア系の方々はかなり熱心に、撮影機器を持って本気で撮影しようとする方も見られます。
(作家の許可のない場合はお断りさせていただいていますが)
それも考えてみれば、ブームのひとつの裏付けなのかもしれません。
人物画、抽象画、日本古来の風景画も、いずれも人気があるようです。
墨アートブームは、西の方角がらじわりじわりと風に乗ってやってくるのかもしれませんね。
実は昨年末から、水墨画作画のお問い合わせが続いています。
ひとつはテレビドラマの主題となる美人画掛軸の依頼でした。(放映済み)
もうひとつ、JRA桜花賞のタイミングで集客のためのライブペイントパフォーマンスをという話がありました。
個展の制作が優先されるタイミングだったので、請け負うことはできなかったのですが、
この流れも墨アートブームの到来を予感させます。
さて。いよいよ来週5/19から、
銀座かわうそ画廊【樋口鳳香・墨美神(スミビシン)展】の開催です。
全日在廊して、皆さまのお越しをお待ちしております。
なにとぞよろしくお願い申し上げます。
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